税金滞納と銀行融資

みなさん、こんにちわ。

札幌の税理士・社労士の蝦名です。

 

中小企業は資金繰りの都合で、法人税、消費税、源泉税を滞納してしまうこともあります。

税金の滞納があると銀行融資には大きな障害となってしまいます。

銀行融資には、①プロパー融資と②保証付融資に大きく分けることができます。

プロパー融資とは、銀行独自で行う融資（保証協会の保証がない融資）で、保証付融資とは、信用保証協会に保証人になってもらうことにより行われる融資です。

結論から申し上げて、税金を滞納しているとプロパー融資は難しいでしょう。

まず無理であると思ってください。

融資審査時に納税証明書を提出しますので、状況は明白になります。

滞納を隠すことはできません。

これに対し、保証付融資の場合は、滞納税金の完納見通ししだいです。

保証協会の約款には、「税金を滞納して完納の見通しが見込めない場合」には、ご利用いただけない中小企業としての記載があります。

必ずしも「滞納」自体が欠格要件にはなっていません。

もし手元資金があるのであればすぐに納付し、その場で納税証明を発行してもらいましょう。

納付が難しければ、税務署などに提出した納付計画などを提示して早期解消の見込みを説明しましょう！

 

 

 

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